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金森重樹プロフィール
1970年生まれ
25歳年収240万円のフリーターのときに負った5400万円の借金が5年間で利息と遅延損害金で1億2700万円まで膨れ上がる。
また、その借金は免責不許可事由に該当するため自己破産もできない状況に追い詰められる。
会社に就職してサラリーマンになるとともにマーケティング技術を極め、その後独立し10年かかって借金の完済に至る。
この借金の塗炭の苦しみから得た気づきを基に、借金で苦しむ人間同士が困難を切り抜けた人を交え、お互いに助け合える相互扶助のコミュニティを作る。
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名簿の歴史


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新橋の名簿屋に出かけた次の日、僕は会社で名簿について考えていました。 営業担当取締役は、「チラシの反響営業でお客さんが集まってきて、セールスする」と言っていましたが、現場の担当者は名簿があるという。 チラシは見ず知らずのお客さんがそれを見て集まってくるまで待つ必要があるけれど、名簿は買ってくれそうなお客さんにこちらから連絡するわけだから、情報の流れは、まったく逆方向なわけだな……。 その名簿にしたって、実際に物を買ったお客さんの名簿と、資料請求してきた名簿と、新橋の名簿屋から買ってきた名簿の間には、何倍も価値の違いがあるわけで……。 僕は、4階の自分のデスクで、営業について書きかけのIIの部を広げたままであれこれと考えにっていました。 そして、シャーペンの先で手の爪に溜まったゴミみたいなものををほじくりながら、いろいろと考え事をしているうちに、もう少しで何かがめそうな感覚に少しばかりの高揚感を感じ始めていました。 それで、その日は会社帰りにマックで勉強するのはやめて、中目黒の図書館に寄って名簿について調べものをすることにしました。 調べものをする時には、時間軸と空間軸どちらから始めてもいいと思いますが、営業についてまったく経験がなかった僕は、時間軸に従って、とりあえず名簿の歴史について関連しそうな事柄を調べることにしました。 二つのことがすぐに浮かび上がってきます。 まずは、江戸時代の呉服屋の話。 江戸時代の呉服屋は、店が火事になったら、大福帳を井戸に投げ込んで逃げるんです。反物なんかが燃えていても、そんなものは放っておいて、まずは大福帳を守るわけです。 大福帳は特殊な、こんにゃくで作った紙を使っているから、墨で書かれた文字が水につけてもにじまない。で、火事がおさまったら、井戸から大福帳を引き上げて、商品が燃えてしまったお詫びかたがた大福帳に記載された取引先に1軒1軒あいさつ回りをします。  そうすると、お客さんがまた商品を買ってくれる。だから、建物も立て直せますし、商品も仕入れてこられる。呉服が燃えた損失は微々たるもの、それに比べてデータベースの焼失の損害は図り知れないということを、昔の商家はよく知っていたわけです。 もう一つは、富山の薬売りの話。 配置薬で有名な富山の薬売りは、薬を売った先の名簿(これを懸場帳といいます)を持っています。懸とは配置を意味しています。 この懸場帳は、薬売りが引退する時に売買されるのだけれど、その売買金額は次の計算方法によっています。 まず過去の売上から推定される年間の売上金額に既に置き薬として置いている薬代(在庫ですね)を加算して、そこから1年以上訪問していない不廻りを減算(これで集金可能額がでるわけです)、それに2割〜最大5割の代を計上した金額を売買代金とするというもので、その金額は何千万円になります。 懸場帳を新たに買った薬売りは、顧客名簿を引き継いで商売が始められるというわけです。 この他にも、立山信仰のなども、富山の薬売りの懸場帳と同じような機能を果たしていて、やや(薬)の販売先の顧客台帳としての機能を果たしています。 江戸時代でも商売を始める時には、他人から名簿を買ってきてお客さんのベースを作りあげて始め、商売を引退する時には、名簿を売却してそれを自分の退職金に充てる。 まさに、「商売は名簿に始まり、名簿に終わる」だな……。行けば、いつでも商品を買ってくれるお客さんを大量に抱えていることこそが、商売のなんだ……。 そう考えているうちに、「営業はセンスだから」とか、「電話営業は、トークが大切」とか、「営業は売るまで会社に帰ってきてはダメなんだ」という場合の営業と、今僕が調べている名簿による営業は、同じ営業という名前だけれどもまるっきり違うタイプの営業だということが次第にわかり始めました。


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